結論
仕事の大変さは、会社名よりもプロジェクト内容に大きく影響すると考えています。
だからよく言われる
「どの会社か」よりも
👉 どの部署か(何を扱ってビジネスしているのか)
が重要になります。
理由
SIerといっても業務範囲は非常に広いため、ここでは
👉 要件定義〜保守運用まで関わるプロジェクト
を前提に話します。
プロジェクトによって大変さは大きく変わりますが、
以下の条件に当てはまるほど忙しさは少なくなる傾向があります。
- プロジェクト規模が大きくない(小規模)
- 自社パッケージ/製品を扱う
詳細解説
■ プロジェクト規模が大きくない(小規模)
ここでいう規模とは、プロジェクトにかかる金額や関係者の数です。
金額が小さいほど、
- プロジェクトメンバーが少ない
- 取引先との調整事項が少ない
- 意思決定者が少ない
といった傾向になります。
関係者が増えるほど
👉 調整
👉 認識合わせ
👉 会議
👉 承認プロセス
が増え、これが大きな負担になります。
逆に小規模プロジェクトでは、
関係者が少ない分、意思決定も早く、トラブルの影響範囲も限定的です。
その結果、全体として大変になるリスクが低くなります。
直感的にも理解しやすいと思います。
■ 自社パッケージ/製品を扱う
自社パッケージとは、会社が独自に開発した製品をベースに
顧客の要件に合わせてカスタマイズし、導入する形のビジネスです。
完全スクラッチ開発と比較すると、
- すでに完成されたベースがある
- 実績があり品質が安定している
- 運用方法が確立されている
- セキュリティ対策も整備済み
といったメリットがあります。
何か機能を追加する場合でも、
ゼロから作るのではなく既存機能をベースに検討できるため
👉 工数
👉 リスク
👉 不確実性
が大きく下がります。
また、そのままパッケージを利用する場合は、
製品として品質・セキュリティ・運用が担保されているため、
最初から最後まであらゆることを個別に考える必要がありません。
さらに、自社製品の仕組みを深く理解できるため、
システム全体を見る力も身につきやすいです。
⚠️ 注意点
一方で、自社パッケージ特有の知識を覚える必要があります。
この知識は転職時に直接評価されにくい場合もあるため、
👉 製品固有の知識だけに偏らない
👉 汎用的なITスキルも並行して身につける
といった意識が重要になります。
対策:忙しくない働き方を選ぶには
結論としては
👉 自社パッケージ/製品を多く扱う会社・部署を選ぶこと
が最も現実的です。
プロジェクト規模については、
配属前に完全に把握するのは難しいケースが多いです。
なぜなら、規模は
- 顧客の予算
- 求める機能の範囲
- 導入対象のシステム
などに左右されるためです。
体験談
個人的には、SIerとして初めて働く人ほど
👉 自社パッケージ系のプロジェクトに関われる会社
をおすすめします。
小規模案件であれば
- 要件定義
- 設計
- 開発
- テスト
- 保守運用
まで一通り経験できる可能性が高く、
システム開発の全体像を理解しやすいです。
その経験を通じて
- 保守運用が向いているのか
- 開発を極めたいのか
- PMとして動きたいのか
- プリセールスやコンサルに進みたいのか
といったキャリアの方向性も見えてきます。
大事なのは、
👉 小さいところから全体を理解し、徐々に大きく活躍できるようになること
だと考えています。
特定分野だけに閉じこもるのではなく、
広く経験できる環境を意識的に選ぶことで、
自分の強みや適性を見極めやすくなります。
まとめ
どの会社でも利益を出すためにビジネスをしています。
「SIerは忙しいかどうか」は、
会社名よりも
👉 どんな仕事の進め方をしているか
👉 何を売って利益を出しているか
に強く依存します。
特に、
- 決まったフォーマットがある
- テンプレートが整備されている
- 製品として完成している
といった環境では、突発的な対応が少なく、
忙しくなりにくい傾向があります。
さらに踏み込むなら、
👉 その部署が「何をどう売って儲けているのか」
👉 ビジネスモデルは何か
を意識すると、
自分が担う業務の範囲や限界も見えてきます。
例えば管理職になると、
技術業務に加えて人のマネジメントが発生するため、
忙しくなるリスクは高くなります。
こうした視点で職場を見ていくと、
働き方の選択に役立つはずです。

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